ドラマと違う?実際の刑事裁判の流れ

jyuken_m刑事もののドラマなどで裁判のシーンを見ることが多々ありますが、実際の刑事裁判の流れはどのようになっているのでしょうか。

まず、公訴提起の権限を持つ検察官による起訴なしには裁判は開かれません。そして、起訴の前には当然のことながら入念な捜査が行われます。この捜査は、通常は警察が行った後、さらに検察官が行うことになっています。

警察による捜査は、被疑者を逮捕・勾留して行う場合と、逮捕・勾留しない場合がありますが、いずれにせよ検察官が取調べを行う前段階としてなされるものです。その後、捜査記録を検察官が見たうえで追加の取調べを行って起訴するか否かを決めます。起訴にも2種類あって、略式起訴の場合には裁判は開かれません。略式起訴ではない場合に初めて裁判が開かれることとなります。

裁判は、通常起訴されてから数週間から1か月程度の後に開かれます。第1回公判では、人定質問や起訴状の朗読など冒頭手続を行った後、検察官による冒頭陳述がなされます。第1回公判では、冒頭陳述が終わればその後のスケジュールについて話し合いをするだけで、証人尋問などの具体的な立証は第2回公判以降となるのが一般的です。

また、被告人が公訴事実を認める場合には、本格的な証人尋問は行われず、情状証人を尋問するだけとなります。否認しているケースのみドラマのような証人尋問がなされます。そのような立証活動の後、最後に弁護人が弁論要旨を述べて手続は終了し、次回の期日で判決が言い渡されます。多くの事件では被告人は公訴事実を認めますので、裁判の期日は3、4回しか開かれません。

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